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展示会情報

第51回伝統工芸日本金工展 授賞式

2023年5月19日(金) 於 千住金属工業株式会社

日本金工展は、1971年から開催されている金工作品の公募展です。日本全国の金工作家による応募作品を、厳正な鑑審査で選び、発表・展覧しています。宗桂会は当展に後援するとともに、宗桂会賞を設けて優れた金工作品を表彰しています。
今年の宗桂会賞は亀倉浩子氏(大阪府)の「烏瓜金具」が選ばれ、甲斐理事長から表彰状が授与されました。受賞作品は、亀倉氏が実際に3年かけ種から実がなるまで育てた烏瓜をモチーフにした作品で、硬い四分一と呼ばれる金属を打ち出し、葉には象嵌を施すなどの繊細な加飾が見受けられます。また、高度な着色技法により烏瓜の美しい緋色を見事に表現しており、瑞々しい生命力を感じることができます。
展示会場には、全国から出展された若手から重鎮作家までの作品が多数並び、来場者は表現力豊かな多様な作品群に見入っていました。

受賞作品「烏瓜金具」
授賞式の様子
甲斐理事長と亀倉氏