宗桂会 設立30年記念展「加賀金工の華-美しき加賀象嵌の世界-」開催予定
公益財団法人宗桂会は、 2023 年に設立30年を迎えました。30年記念事業としまして、設立当初から普及・保存活動を継続している石川県の伝統工芸・加賀象嵌を紹介する展覧会を開催いたします。
宗桂会は、日機装株式会社の創業者 故 音桂二郎により、 1993 年に 設立されました 。 音 桂二郎のルーツは、加賀象嵌の名門・山川孝次家の系譜にあり、自身も戦後いち早くハイテク産業を興した技術者として、自らのものづくりの原点と矜持を精緻な加賀象嵌の技に見出していました。加賀象嵌の継承発展を図り、これを次世代に伝えるための活動を展開するために財団を発足させ、これまで様々な活動を展開してきました。 日機装 金沢製作所敷地内に ある 宗桂会館 では 、加賀象嵌の名門・山川孝次家作品を中心とする加賀金工の名品を一般公開しています。また、 後継者育成事業として 若手作家向けの貸工房の運営や、一般市民向けの彫金教室の開催、 石川県内外で体験教室を行う等、様々な普及活動を展開しています。
本展覧会では、宗桂会が30年に及び収集した山川孝次家三代の作品を中心に、貴重な加賀象嵌作品、資料など約100点を展示いたします。また、人間国宝をはじめとする現代に技を受け継ぐ現代作家の作品も合わせて展示し、現代における加賀象嵌の展開もご覧いただきます。展覧会をとおして加賀象嵌技法の継承を目指す宗桂会のこれまでの取り組みを辿ります。
展示概要
日 時 2024年11月20日(水)~11月24日(日)
10:00~18:00 ※最終日のみ15:00まで
会 場 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA
(石川県金沢市広坂1-2-1)
入場料 無料
主 催 公益財団法人 宗桂会
協 賛 日機装株式会社
後 援 石川県、金沢市、日機装㈱、北國新聞、北陸中日新聞、NHK金沢放送局、
テレビ金沢、北陸放送、石川テレビ放送、エフエム石川
特別協力 公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団、公立大学法人金沢美術工芸大学、
金沢卯辰山工芸工房、有限会社能正治商店(予定)