2019年-2020年トピックス

宗桂会だより「Decoration」44号発刊のお知らせ
このたび、宗桂会だより「Decoration」44号を発刊いたしました。
今号では、復元が予定される金沢城二ノ丸御殿の他、史料に描かれた建築飾金具を特集しております。
ひきつづき資料的価値が高い内容の編集に努めながら、「加賀象嵌」はもちろん、金工やものづくりの素晴らしさ、面白さをお伝えするため、わかりやすく親しみやすい誌面づくりをめざしてまいります。

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第76回金沢市工芸展
●2020年2月26日(水)〜3月2日(月)
●めいてつ・エムザ8階催事場

第76回金沢市工芸展が開催されました。本展は、多様化する現代生活に適した工芸品を探求するため、伝統的技術を生かして創作された作品を、金沢市工芸協会会員および一般から公募して展示し、工芸の振興に寄与することを目的に開催されています。
今回は、若手作家から人間国宝までの作品196点が展示され、宗桂会賞には水代達史氏の「光彩」が選ばれました。その他、世界工芸都市宣言記念賞に前田真知子氏の「鍛金黒味銅象嵌花器」が選ばれる等、今年は金工分野からは5名が入賞されました。今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、表彰式・レセプション等が残念ながら中止になりましたが、陶芸や、漆芸、染色、金工、木竹工、ガラスなど幅広い分野の力作が並びました。

【水代達史氏「光彩」】

【前田真知子氏「鍛金黒味銅象嵌花器」】

宗桂会館 企画展「春を待つ-加賀金工の華-」開催
●2020年1月22日(水)〜4月20日(月)
●宗桂会館「宗斎の間」

宗桂会館で、企画展「春を待つ-加賀金工の華-」と題した企画展を開催しました。
今回の企画展では、所蔵作品の中から、春の草花等のモチーフが施された加賀象嵌作品等を選定し、展示しました。展示室には、春を感じられるような繊細な作品が並び、普段の常設展ではあまり見ることの出来ない下絵図類も展示され、暖かい雰囲気を感じることが出来ました。
また、展示期間中、昨年整備した宗桂会館の庭にも、はじめて寒椿が開花しました。下絵図類に描かれたつくし等の春の草花とあいまって、春の訪れを感じられる展示になりました。

【春をモチーフにした下絵図類】

【開花した寒椿】

国立台湾芸術大学 企画展開催
●2019年11月11日(月)〜14日(木)
●宗桂会館エントランスホール

国立台湾芸術大学の教員と学生による企画展「執物−台湾芸術大学教師と生徒 金属工芸合同作品展−」が宗桂会館で開催されました。今回の展示は、金沢市内で開かれた「第4回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」に合わせて企画されました。
企画展は、宗桂会館のエントランスホールを会場に、台湾芸術大学の教員2名、生徒9名が制作した計32点の金工作品を展示しました。若い感性が光る個性豊かな作品が並び、短い会期ではありましたが、従業員をはじめ、来場者の方々は興味深そうに見学されていました。
今回、会場設営のために来日した台湾芸術大学の方々と交流することもでき、お互いに良い刺激を受けることが出来ました。

【企画展ポスター】

【展示会場】

【展示作品】

金沢マラソンもてなしメッセ
●2019年10月25日(金)、26日(土)
●金沢駅もてなしドーム地下イベント広場

ランナーの方々をおもてなしすることを目的に、「もてなしメッセ」が開催されました。会場には、金沢マラソン協賛社の各種ブースが設置され、食品の無料配布やランニンググッズの販売等が行われました。
日機装・宗桂会ブースでは、石川の伝統工芸・加賀象嵌の体験、実演、販売(実演者が自身の作品を販売)を行いました。体験では、加賀象嵌のネックレスづくりを実施し、2日間で22名の方に体験していただくことが出来ました。また、金工作家の前田真知子さん、中島ゆり恵さんが実演を行い、来場者に加賀象嵌の高度な技法をPRすることが出来ました。
今回は、加賀象嵌にも使用される「吉祥文様」をデザインした折り紙を来場者に無料配布し、体験者や作品購入者には吉祥文様の手ぬぐいを特典として配布しました。どちらも大変好評で、加賀象嵌に興味を持っていただくきっかけづくりなりました。

【ブースの様子】

【吉祥文様おりがみ】

不動寺小学校で加賀象嵌体験教室を実施
●2019年8月28日
●不動寺小学校

宗桂会館の近隣である不動寺小学校でサマースクールの一環として、4年生18名を対象とした加賀象嵌キーホルダーづくりを開催しました。
生徒1人ひとりが考えた個性豊かなデザインを金工作家の前田真知子さんが事前に真鍮板に彫り、生徒たちは彫った溝に銀線を嵌めこみ、ヤスリで磨いてキーホルダーに仕上げました。
講師は、前田真知子さんの他、金工作家の笠松加葉さん、中島ゆり恵さんが務め、生徒たちは細かい作業に悪戦苦闘しながらも世界に1つだけのオリジナル加賀象嵌キーホルダーを制作しました。
生徒からは「磨くのが大変だった」「もっと大きい作品を作ってみたい」などの声を聞くことが出来ました。また、体験教室開催後、宗桂会館で作品鑑賞も行い、加賀象嵌の高度な技術や歴史に理解を深めていただくことが出来ました。

【体験の様子】

【制作に取り組む生徒】

「工芸サーカス」に加賀象嵌体験ブース出展
●2019年8月23日(金)・25日(日)
●石川県立伝統産業工芸館

石川県立伝統産業工芸館主催の企画展「工芸サーカス」に、加賀象嵌体験ブースを2日間出展しました。会場全体にサーカスをテーマにした工芸品が展示・販売されており、賑やかな雰囲気の企画展となっていました。
体験ブースでは、金工作家の前田真知子さん、中島ゆり恵さん指導のもと、動物型の加賀象嵌ストールピンづくりを実施しました。ゾウやクマ、鳥などの形に切り抜いた真鍮板に、銀線で動物の顔や模様を象嵌しました。夏休み期間中ということもあり、自由研究や工作として、象嵌体験をしていく小学生も多く、2日間で35名の方に体験していただくことが出来ました。体験者の方々には、賑やかな空間でより一層楽しんでいただけたように思います。

【伝統産業工芸館 入口】

【体験ブースの様子】



トピックス

企画展「加賀象嵌-伝承の技と新しき表現-」を開催
●2019年4月16日(火)〜4月21日(日)
●金沢市立中村記念美術館 旧中村邸

宗桂会は、加賀象嵌等の希少伝統金属工芸における後継者育成のため、金沢市から委託を受け、1998年から「加賀象嵌・彫金専門塾」を開催しています。
専門塾の受講生は技術レベルに応じて基礎コース、専門コースに分かれ、職人大学校など金沢市内の工房で毎週1回程度、制作活動に励んでいます。
2019年3月に7期生5名(基礎コース3名、専門コース2名)が3年間の研修を修了し、研修の成果として加賀象嵌の技法で制作した時計や額装など11点の作品を展示しました。作品はミツバチや海の生き物、幾何学模様など様々な意匠が象嵌で表現されており、個性豊かな作品が並びました。
また、会場には人間国宝の中川衛先生をはじめ、月浦工房生、OB・OGなど県内外で活躍する金工作家11名の作品も合わせて展示しました。
6日間の会期中、計329名の方にご来場いただき、江戸時代から受け継がれる加賀象嵌の高度な技法を多くの方々に知っていただくことが出来ました。

【旧中村邸】

【専門塾修了生の作品】

【金工作家の作品】

長野県・白馬村で加賀象嵌体験を実施
●2019年3月21日(木・祝)
●白馬東急ホテル

金沢市観光協会主催のイベント「Kanazawa Tourism Promotional Event in Hakuba」が長野県・白馬村で開催されました。宗桂会も出展依頼を受け、イベント会場に加賀象嵌体験ブースを出展しました。白馬村はスキー客が多く、国内外から観光客が訪れています。今回のイベントでは、白馬村の観光関係者に金沢の魅力をPRすることで、白馬に訪れた外国人観光客を金沢にも呼び込む狙いがあります。
会場は、芸妓さんのステージ演奏や、金沢市のPR動画放映などで賑やかな雰囲気に包まれ、大盛況でした。加賀象嵌体験では、葉っぱやハート型の真鍮板に銀線を象嵌し、ストールピンやストラップを制作する体験を実施しました。体験ブースは、加賀象嵌のほか金箔貼り、和菓子づくり、着付け体験ブースが設けられ、来場者に金沢の伝統工芸や文化の奥深さをPRすることが出来ました。

【加賀象嵌体験ブース】

【加賀象嵌ストールピン】

第75回金沢市工芸展表彰式
●2019年3月2日(土)
●ANAホリディ・イン金沢スカイ

第75回金沢市工芸展の表彰式が開催されました。金沢市工芸展は毎年、金沢市内の工芸作家から作品を公募しており、金工、漆芸、陶芸、染色、木竹工、ガラスなどの入賞・入選作品196点がめいてつ・エムザに展示されました。
出品作品の中から、優れた金工作品に贈られる「宗桂会賞」には、若手金工作家・織田隼生氏の「A(ア) quale(クアレ)」が選ばれました。
また、宗桂会事務局を務める作家の前田真知子氏が「金沢市長奨励賞」を受賞するなど、金工の将来を担う若手作家の方々が多数入選・入賞されており、今後の活躍が楽しみな結果でした。

【表彰式の様子】

【織田氏の作品「A quale」】