2011年トピックス

2012年宗桂会カレンダー完成です
 このたび宗桂会では、2012年のカレンダー「石川県立美術館所蔵作品選 象嵌にみる加賀工藝の真髄」を制作いたしました。
 タイトルにもありますように、今回のカレンダーでは、石川県立美術館の特別なご許可とご協力とをもって、近代以降の加賀象嵌作品6点を選んでご紹介しています。また、作品に施された精緻な細工の美しさを楽しんでいただければと、雲母のような輝く質感の紙を使っています。
 カレンダーに掲載しているそれぞれの作品を通して、加賀工藝の真髄の一端に触れていただければ幸いです。

■定価:1,000円(税込)
(※郵送の場合送料160円別途かかります)
●カレンダーご希望の方はお電話でお申し込みいただくか、このサイトの「お問合せフォーム」より「カレンダー希望」とご入力のうえ送信いただければ、追ってご案内させていただきます。
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TEL:076-257-4181
●賛助会員になっていただくと年2回発行の会報「宗桂会だより」とカレンダーをお送りいたしております。
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第58回日本伝統工芸展
坂井直樹さん初入選

●東京・日本橋三越本店
●2011年9月21日〜10月3日

 第58回日本伝統工芸展の鑑査、審査結果が8月23日までに決まり、石川県内の金工からは村上浩堂氏、坂井貂聖氏、前田真知子氏、宮薗士朗氏らが再入選、坂井直樹さんが初入選となりました。金工では人間国宝の中川 衛氏が第一次鑑査委員を務めました。同展金沢展は10月28日より11月6日まで、石川県立美術館にて開催されました。

加賀象嵌の美しさを伝える「金工4人展」
●金沢・クラフト広坂
●2011年9月10日〜19日

 金沢美大出身の女性作家たちによる「金工4人展」が金沢・クラフト広坂で開催されました。金沢で活躍中の前田真知子さん、笠松加葉さん、田中いづみさんの3人に、奈良在住の薮内公美さんの4人で、加賀象嵌のネックレスやペンダントなどのアクセサリーのほか、酒器などの器物や小物を披露。女性ならではの感性が光る作品に、購入を決める人も多く見られました。

若い感性でチャレンジ!
●しいのき迎賓館
●2011年7月5日〜19日

 この夏、石川県デザインセンターとしいのき迎賓館による企画展「セレクション&クリエイション展―いしかわの伝統と新しい感性」が同館で開催されました。デザインセンターによる、県内の伝統工芸作家と企業が新商品開発と販路開拓に取り組んだ成果を発表する初の企画展で、金工や漆、九谷焼などの分野で、伝統技法に若い感性が取り入れられた作品が並びました。

第52回石川の伝統工芸展
村上浩堂氏が「石川の伝統工芸特賞」に

●めいてつ・エムザ8階催事場
●2011年6月2日〜6日

 今年も恒例の石川県伝統工芸展が開催され、189点に及ぶ作品が会場を飾りました。
 金工では原智氏の「朧銀点文様花器」が日本工芸会賞を受賞、魚住安信氏の作品が奨励賞に選ばれました。また今回、鑑査委員と特待者を対象とした「石川の伝統工芸特賞」に村上浩堂氏の「象嵌花器『石塁』」が選ばれ、加賀象嵌ならではの精緻な技法から生み出された文様に、訪れた多くの人が見入っていました。

象嵌花器『石塁』 村上浩堂氏

アジアから工芸作家を受け入れ
中川 衛教授に学ぶ

 金沢美術工芸大学では、アジアの工芸作家を受け入れる研修事業を開始することとなり、台湾とミャンマーの作家3人が指導を受けることとなりました。すでに7月からは金工専攻の黄照津さんが中川 衛教授から直接加賀象嵌の指導を受けながら、置物作りに取り組んでいます。

ポーラ伝統文化振興財団企画
中川 衛氏の記録映画完成

 彫金人間国宝である中川 衛氏が加賀象嵌制作に取り組む様子を記録した「加賀象嵌 中川 衛 美の世界―新たな伝統を創る―」が完成となり、8月9日、石川県立美術館にて上映会が開かれました。
 トルコの風景を題材とした花器を制作する過程の中で、加賀象嵌という技の緻密さや中川氏のもつデザイン力と表現力の素晴らしさなどに迫っています。上映会では、映画を監修した山梨県立美術の白石和己館長と中川氏の対談も行われ、その中で「世界の象嵌」を目指す強い意気込みが伝えられました。


フェンディと加賀象嵌のコラボが実現
●2011年4月6日〜19日ほか
●伊勢丹新宿本店ほか

 イタリアブランド「フェンディ」による「Fatto A Mano For The Futureファット ア マーノ フォー ザ フューチャー」プロジェクトの日本でのパートナーとして、加賀象嵌作家の坂井貂聖氏と坂井氏に師事する竹松歩氏が選ばれました。これは、フェンディの職人と世界各都市で活躍する職人が、現地でそれぞれ共同制作パフォーマンスするという試み。日本では4月6日〜19日の東京・伊勢丹新宿本店を皮切りに、全国5箇所でコラボ商品の実演販売が行われました。
 スタートとなった伊勢丹新宿本店には、イタリア・フローレンスのフェンディの古い工房を再現。また会場には、坂井貂聖氏がフェンディ美術財団のために制作した毛皮を使った花器も展示されました。
 コラボ商品の全売り上げは、東日本大震災で被災した子どもを支援するために寄付されています。

宗桂会館へようこそ
 今年2月、日機装金沢製作所敷地内の宗桂会館に、山野之義金沢市長が来館されました。山野市長は月浦工房へも足を運ばれ、財団法人宗桂会の活動を高く評価していただきました。
 また、2月に金沢市立工業高校1年生が、また3月には東北芸術工科大学生が、それぞれ宗桂会館を見学。象嵌技法を体験するなど、加賀象嵌の世界にふれてもらいました。

金沢市立工業高校1年生のみなさん

金沢卯辰山工芸工房研修者作品展
●2011年3月15日〜21日
●しいのき迎賓館ギャラリーA・B

 金沢卯辰山工芸工房の研修者30人が、「30人の感性−金沢卯辰山工芸工房研修者作品展」として、しいのき迎賓館ギャラリーにて1年の成果を披露しました。
 陶芸、漆芸、染、金工、ガラスの5工房で技術の習得に励んできた研修者たちによる作品には、貴重な伝統の技を活かしつつ、清新な感性が表現されており、工芸都市金沢を支えてくれるパワーを感じさせられました。

第67回金沢市工芸展 宗桂会賞は河野迪夫さん
●2011年3月2日〜7日
●めいてつ・エムザ8階催事場

 今年も、金工から陶芸、漆芸など金沢市の工芸家の作品を一堂に集めた「金沢市工芸展」が開催されました。会場には入選作品205点が展示され、作品を前に「若手のエネルギーと重鎮の歴史がにじみ出た展覧会になった」と、審査にあたった中川 衛氏の評価からも、若手の活躍がうかがえる今回の工芸展となりました。
 金工では石川県知事賞に久米圭子さん、金沢商工会議所会頭賞に古田航也さん、県伝統産業振興協議会会長賞に西澤和佳子さん、金沢市長奨励賞に藤田有紀さんの作品がそれぞれ選ばれたほか、河野迪夫さんの鍛銅花器「兜」が宗桂会賞受賞となりました。

宗桂会賞・河野迪夫さんの
鍛銅花器「兜」

第36回 加賀金工作家協会展
●2011年1月5日〜11日
●香林坊大和6階アートサロン

 中川 衛氏と魚住為楽氏の人間国宝お二人を含む会員27人による、加賀金工作家協会展が開催されました。加賀象嵌や砂張、彫金、鍛金、鋳金など多彩な作品が展示され、伝統と創造が融合した加賀金工の魅力が来場者に伝わっていました。



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