2007年のトピックス

細やかで軽やか、華麗で優美な、
それぞれの象嵌作家による「金工二人展」

●2007年12月6日〜16日
●金沢・クラフト広坂2階ギャラリー

金沢卯辰山工芸工房「金工工房」にて創作活動を経た村上浩堂氏、西川美穂氏のお二人による「金工二人展」が、金沢・クラフト広坂のギャラリーにて開催されました。加賀象嵌ならではの精緻な技法を用いながらも現代的なデザインである村上さんの花器ほか、また、不思議な形と色合いが魅力的な西川さんによる装身具など、次代の担い手ならではの、すてきな作品が並びました。



金沢・クラフト広坂2階ギャラリー会場風景

西川美穂さん

■村上さんの展示作品はこちら

■西川さんの展示作品はこちら

宗桂会館でかなざわ史跡コンサートを開催
バイオリンとギターの音色に酔いしれる

●2007年8月26日
●日機装宗桂会館

  金沢芸術創造財団が主催する「かなざわ史跡コンサート2007」が本年8月26日、宗桂会館を会場に開かれました。
  バイオリンの中島早紀子さん、ギターの谷内直樹さんが共演したコンサートでは「チェントーネソナタ11番」(パガニーニ作曲)など6曲が披露されました。その後村上浩堂氏が加賀象嵌の特徴や歴史を分かりやすく説明し、来場者に象嵌の魅力を伝えていました。

バイオリンとギターの美しい音色に観客はくぎづけに



村上浩堂氏(写真中央)の解説に、熱心に聞き入る参加者ら

5名の作家が日本伝統工芸展で入選
●2007年9月18日〜30日/三越本店(東京・日本橋)
●2007年11月2日〜11日/金沢21世紀美術館

  第54回日本伝統工芸展の鑑査、審査が6月に行われ、金工部門では石川支部から村上浩堂氏、魚住安信氏、櫻井雅之氏、坂井貂聖氏、宮薗士朗氏の5名が入選を果たしました。全国から、金工のほか陶芸、染織、漆芸、木竹工、人形、諸工芸の7部門で2217点の応募があり、745点が入選しました。
  9月の三越本店での本展開催に続き、11月には金沢21世紀美術館で開催され、石川、富山の入選作を中心に、人間国宝から若手まで、幅広い世代の作家の手による358点の作品が展示されました。

47名が宗桂会館で象嵌の名品を鑑賞
●2007年11月3日
●宗桂会館

  金沢市戸室公民館の市内巡りの一環として、47名の参加者が11月3日に宗桂会館を訪問されました。
  金沢の知識をより深めてもらうため実施された催しで、金沢ふるさと偉人館や金沢能楽美術館を訪れたあと、宗桂会館へ。加賀象嵌の名品を鑑賞したほか、日機装金沢製作所の工場内で最先端の機械を使った生産技術を学んでいただきました。

金工教室で小中学生らが箸置きなどを制作
●2007年10月28日
●金沢職人大学校

  子どもたちを対象にした金工教室が10月に金沢職人大学校で開かれました。子どもたちに金工の魅力を知ってもらうため開催されたもので、小学2年から中学1年まで、17名の参加者が箸置きや文鎮を制作しました。
  発砲スチロールで形を作り、砂の中に埋めて鋳型とし、溶けたメタルを流し込めば完成となります。子どもたちはラケットや紅葉など、さまざまな形の箸置きを制作し、参加者同士で完成品を見せ合っていました。

人間国宝・中川衛氏の工房を小学生が訪問
●2007年10月24日

粟ノ保小学校の5年生18名が、人間国宝の中川衛氏の工房を10月24日に訪問しました。制作現場を見学しただけでなく、道具を使って金属を彫る体験を通して金工に親しみました。
  中川氏は会社勤めを辞して金工の世界に飛び込んだ自身の経歴を話し、「1日30分でも人より多く努力すれば、後々大きな違いになる。勉強も一緒」と児童らを激励しました。
  また、中川氏は児童らに実際に制作を体験させ、金工の魅力と難しさに触れてもらっていました。

第63回金沢市工芸展
知事賞に原 智氏
●2007年3月1日〜5日
●めいてつエムザ8階催事場

毎年、春恒例の金沢市工芸展。金沢市工芸協会の母体である「金沢市意匠図案研究会」が、昭和8年に第1回作品展を開催したのが始まりです。本年度は、陶磁、漆、染、織、金工、木竹、人形、ガラス、紙など多彩な素材を用いた力作219点が工芸展の会場を彩りました。
金工では昨年の金沢市長最優秀賞に続き、原 智氏(金沢美術工芸大学准教授)が石川県知事賞を受賞、宗桂会賞には、金沢卯辰山工芸工房金工工房の研修者、坂井直樹氏が選ばれました。

知事賞を受賞した原 智氏の『鍛金杢目金香炉「亀」』


宗桂会賞を受賞した坂井直樹氏の『酔いのはかり』

金沢卯辰山工芸工房研修者作品展
●2007年2月28日〜3月10日・3月13日〜18日
●金沢卯辰山工芸工房・金沢21世紀美術館

WORKS金沢卯辰山工芸工房研修者作品展が、同工芸工房、金沢21世紀美術館の二会場にて会期を分けて開催。陶芸、漆芸、染、金工、ガラスの5工房の研修者による意欲作が並びました。今年は出展規模が拡大し、金沢21世紀美術館での後期展には大作も加わりました。

伝統工芸体験教室で「加賀象嵌ルーペづくり」
●2007年2月7日〜3月7日(全5回)
●金沢能楽美術館

本年2月より、金沢市ファッション産業振興室が主催する伝統工芸体験教室が開講となりました。金沢能楽美術館を会場に、加賀象嵌、加賀毛針、水引細工の3コースにて金沢ならではのものづくりを体験する教室です。加賀象嵌コースでは加賀象嵌ルーペの制作にチャレンジ。村上浩堂氏が講師を務め、教室参加者は基本的な道具の使い方に始まり、しんちゅうに直線や曲線を彫って、銀線をはめ込むほか、本格的な象嵌技法に挑みました。




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