2006年のトピックス

第53回日本伝統工芸展 金沢展のご案内
●2006年11月3日〜12日
●石川県立美術館

 第53回日本伝統工芸展の鑑・審査結果が8月28日発表され、石川県内から日本工芸会奨励賞に金工の前田宏智氏の「銀四分一打出象嵌花器」が選ばれたほか、村上浩堂氏、櫻井雅之氏、魚住法光氏、魚住安信氏、宮薗士朗氏が再入選となっています。日本伝統工芸展は9月26日から10月8日まで東京・日本橋の三越本店で開かれた後、巡回展に移り、11月3日から12日まで石川県立美術館にて金沢展が開催されます。

村上浩堂氏、金沢市文化活動賞受賞

 金沢市の伝統文化の継承発展や、文化の創造に地道な活動を続ける個人、団体をたたえる「金沢市文化活動賞」の本年度受賞者に、日本工芸会正会員の村上浩堂氏が選ばれました。宗桂会事務局を務める村上さんは、イタリア留学で学んだ技法を取り入れながら新たな道を開拓。自らの作家活動だけでなく、金沢市民対象の希少伝統産業専門塾の講師として、また宗桂会の加賀象嵌普及、後継者育成事業に深くかかわってきており、その功績が称えられ今回の受賞となりました。贈呈式は、去る7月24日、金沢市民芸術村ドラマ工房にて行われ、村上さんのほか喜多昭夫氏(歌人)、藤間寿氏(日本舞踊家)の3氏がそれぞれ受賞となりました。

山出市長より賞状を受け取る村上氏

第47回石川の伝統工芸展
●2006年6月7日〜12日
●めいてつエムザ8階催事場

 毎年恒例の石川の伝統工芸展が今年も開催され、県内の人間国宝7氏の秀作をはじめ、工芸王国石川ならではの修練の技が息づく209点が展示。多くの来場者が見事な作品の競演を楽しみました。金工では3名が初入選、魚住安信氏、坂井貂聖氏が再入選となっています。

「加賀金工作家協会 秀作展」開催
●2006年4月14日〜5月13日
●主催/財団法人宗桂会 後援/北國新聞社・テレビ金沢

 人間国宝の魚住為楽氏、中川 衛氏をはじめ、十四代宮崎寒雉氏ら加賀金工作家協会会員25名による「加賀金工作家協会秀作展」が、宗桂会館にて開催中です。象嵌、砂張、彫金、鍛金、鋳金、七宝など、伝統の技に現代創意を織り込んだ数々の作品を一堂に展示。精妙・精緻、重厚な金工表現の魅力を伝えています。

金工作品が市長最優秀賞ほか受賞
第62回金沢市工芸展

●2006年3月1日〜6日
●めいてつエムザ8階催事場

 第62回を迎えた金沢市工芸展。多彩な力作210点の中から、本年は、金沢美術工芸大学・原 智助教授による金工「杢目金亀文様皿」<もくめがねかめもんようざら>が、金沢市長最優秀賞に選ばれました。金属の異なる色を使って文様を出す技法による原さんの作品は、水面下に亀が潜んでいるように表現されており、来場者の目を釘付けにしていました。また、宗桂会賞には田中尚文さんの作品「宇宙の根」が選ばれたほか、北國新聞社社長賞に金工の木瀬詞さんの作品が選ばれるなど、確かな技法による金工作品が注目された今年の工芸展でした。

宗桂会賞を受賞した田中尚文さんの「宇宙の根」



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