2005年のトピックス

第52回日本伝統工芸展金沢展が開催
●2005年10月28日〜11月6日
●石川県立美術館

  第52回日本伝統工芸展金沢展が石川県立美術館で開幕。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹、人形、その他の工芸の七部門に、人間国宝らの秀作をはじめ力作三百五十七点が展示されました。石川県内作家87人が入選。これは、都道府県別で東京を抜き全国最多となります。また、中川衛さん、大場松魚さん、川北良造さん、徳田八十吉さん、前史雄さん、吉田美統さん、魚住為楽さんら人間国宝七氏の秀作が鑑賞者の目をひときわ引きつけていました。

金沢卯辰山工芸工房で特別展
「小松芳光・高橋介州・梶山伸・寺井直次−卯辰山工芸工房講師シリーズ 昭和の名工−」

●2005年10月8日〜11月14日
●金沢卯辰山工芸工房

  現在は故人となられましたが、昭和の石川の工芸界に大きな足跡を残した金沢の工芸作家、小松芳光・高橋介州・梶山伸・寺井直次の4人の工芸作家にスポットを当てた特別展が開催されました。それぞれ、昭和初期から平成の作品約七十点が披露。4人の作品がこれだけまとまって紹介されるのは初めてのことです。4人の作家さんは、ともに金沢卯辰山工芸工房の講師として人材育成に努められた方々です。
  また、会期中の10月15日には、金沢学院大の山崎達文教授による「四作家の人と芸術」と題した講演が行われました。

加賀象嵌作品約120点を展示
「装銀会展」が開催

●2005年10月5日〜11日
●めいてつエムザ5階美術サロン

  加賀象嵌伝承研究会による装銀会展が開かれ、会員14人による象嵌作品約120点が展示されました。枝垂れ桜の模様を表現した鐔や、高肉象嵌技法によるバラを描いた朱肉入れなど、藩政時代から続く加賀象嵌の技法による見事な作品が並びました。

金工作品展「貂聖と金工三人展」開催
●2005年9月23日〜10月11日
●あーとふく

  坂井貂聖さんほか4人の金工作家による作品展が、金沢市糸田二丁目のあーとふくで開催されました。森と空を題材にした坂井さんの香炉「聖空」をはじめ、坂井さんが指導する竹松歩さん、南部仁子さん、堀越貞雄さんらによる花器やオブジェ、アクセサリーなど約50点が展示されました。

第46回石川の伝統工芸展
北國新聞社長賞に村上浩堂氏

●2005年6月8日〜13日
●めいてつエムザ8階催事場

  さる6月8日、石川の伝統工芸展が開催され、伝統に新たな美を吹き込んだ入選206点が会場に展示されました。入選作・遺作のほかに、魚住為楽(銅鑼)、中川 衛(象嵌)、大場松魚(蒔絵)、川北良造(木工)、徳田八十吉(彩釉磁器)、前 史雄(沈金)、吉田美統(釉裏金彩)ら人間国宝7氏の逸品が会場を彩り、工芸王国石川の層の厚さを実感させるとともに、多くの力作に来場者が見入っていました。
  また、作品鑑査の結果、村上浩堂氏の「金銀象嵌縞紋花器」が北國新聞社社長賞に選ばれ、加賀象嵌の精緻な美しさを披露。ほかにも初入選に14名が選ばれるなど、次代をひらく中堅、若手の豊かな感性を感じさせる工芸展となりました。なお金工では炭谷加葉氏が初入選となっています。

北國新聞社社長賞を受賞した
村上浩堂氏の「金銀象嵌縞紋花器」

金沢市工芸展宗桂会賞は坂井貂聖氏に
●2005年3月2日〜7日
●めいてつエムザ8階催事場

  今回で61回目をむかえた金沢市工芸展。本年の宗桂会賞には坂井貂聖氏の「接合象嵌筥『天祥』」が選ばれました。また金工の分野では、原智氏による「鍛金相金香炉」が世界工芸都市宣言記念賞を、相川繁孝史氏の「鋳銅花器」が知事賞を受賞しました。会場には、人間国宝の中川 衛氏、同じく人間国宝の魚住為楽氏ら重鎮の逸品も展示され、来場者の目をひきつけていました。


坂井貂聖氏「接合象嵌筥『天祥』」

金沢卯辰山工芸工房で研修者作品展
●2005年2月23日〜3月14日
●金沢卯辰山工芸工房

  同工房の研修生による「WORKS 金沢卯辰山工芸工房研修者作品展」が開催され、日頃の成果が発表されました。工房では、金工、陶芸、漆芸、染、ガラスの5つの工房で研修生30人がそれぞれの工芸技法を学んでいます。会場には、ガラスのオブジェをはじめ、これまでにない模様の加賀友禅の着物や楽しいカタチの食器など、伝統技法の中に新しい感性がいきる作品の展示となりました。

金工の魅力を披露、加賀金工作家協会展
●2005年1月12日〜18日
●香林坊大和6階アートサロン

  同協会による年1回の発表の場「加賀金工作家協会展」が開かれ、象嵌、砂張、彫金、鍛金、七宝など27人の作家による約50点の作品が展示されました。いずれも目をみはるすばらしい作品で、金工分野の水準の高さを感じさせるものでした。



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