2003年のトピックス

第50回日本伝統工芸展
中川 衛氏が2年連続日本工芸会保持者賞受賞

●2003年11月7日〜11月16日
●石川県立美術館

  昨年9月29日に、第50回日本伝統工芸展の審査結果が発表され、中川 衛氏の「重ね象嵌朧銀花器<草原の森>」が鑑査委員・特待者の中から選ばれる日本伝統工芸会保持者賞を受賞しました。中川氏の同賞受賞は2度目となります。
  また、50回を記念して有望な若手に贈られる日本工芸会新人賞に、櫻井雅之さんが選ばれました。

第45回石川の伝統工芸展 知事賞に村上浩堂氏
●2003年6月9日〜14日
●めいてつエムザ8階催事場

  美と技を追求した石川の伝統工芸展が本年も開催され、石川県知事賞に村上浩堂氏の「瓦文象嵌朧銀花器『波々』」が選ばれました。瓦の波の煌めきが表現された村上氏の作品は、訪れた多くの人々の目をひきつけていました。また、金工では多な幸子氏の「象嵌箱『追憶』」が奨励賞に選ばれました。会場には人間国宝から気鋭作家の力作200点が展示され、工芸王国石川のすばらしさが感じられる高い水準の工芸展となりました。

知事賞を受賞した村上氏の作品
「瓦文象嵌朧銀花器『波々』」

奨励賞を受賞した多な氏の作品
象嵌箱「追憶」

くらしを彩る彫金「メタルワーク展」
●2003年5月20日〜6月1日
●大和ハウジングギャラリー

  坂井貂聖氏と象嵌・彫金専門塾出身者たちによる「メタルワーク展」が開かれました。展示された作品は、ジュエリーから器類など幅広く、どれも普段の生活からかけ離れたところにあるものではなく、身近なところに飾ったり、身につけたりして楽しめるものとして提案されていました。
  出展者/坂井貂聖 野本君枝 白江外喜子 中村和恵 捨田利直美 東和香(敬称略)

財団法人宗桂会「金沢市文化活動賞」を受賞

  財団法人宗桂会のこれまでの活動が評価され、このたび金沢市文化活動賞を受賞しました。この賞は、金沢の伝統文化の継承発展や新たな市民文化の創造で地道な活動を続ける個人、団体を表彰するもので、7月29日、金沢市民芸術村のドラマ工房で表彰式が行われました。山出保市長から「金沢の文化発展にあわせ、後進の指導をお願いしたい」との言葉とともに、表彰状と正賞のレリーフ「飛天」をいただきました。

音 孝理事長の代理で表彰を受ける
日機装金沢製作所・後藤直人所長

中川 衛氏が人間国宝に

  このほど金沢美大教授であり財団法人宗桂会評議員でもある中川 衛氏が、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。中川さんは戦後生まれとして初の人間国宝の認定となります。

石川の伝統工芸展に出展された中川氏の作品
象嵌朧銀花器「四季もよう」

財団法人宗桂会「第12期定時理事会」「第12期定時評議員会」開催
●2003年9月8日
●宗桂会館

9月8日、宗桂会館にて第12期定時理事会および定時評議員会を開催し、「第11期事業報告書」「第11期収支計算書」の承認ならびに、「第12期事業計画書」「第12期収支予算書」の承認を得ました。

理事会にて 音孝理事長(左)より干田浩氏(右)に
宗桂会賞を授与

伝統工芸日本金工展に村上浩堂氏ら6名入選
●2003年6月10日〜15日
●ポーラミュージアムアネックス

 第32回伝統工芸日本金工展にて、石川県内より魚住為楽氏、中川 衛氏による特別出品のほか、村上浩堂氏、坂井貂聖氏、魚住法光氏、大場壮平氏、多幸子氏、前田宏智氏らの作品が入選となりました。

第44回石川の伝統工芸展にて
坂井貂聖氏が「北國新聞社社長賞」を受賞

●2003年6月11日〜16日
●めいてつエムザ8階催事場

 毎年、百万石まつりにあわせて昭和35年より開催されている石川の伝統工芸展。今年も陶芸、漆芸、金工など石川の工芸を代表する数々の入選・入賞作品が、めいてつエムザの会場に展示され、金工からは、坂井貂聖氏の作品「接合象嵌花生『巡礼』」が北國新聞社社長賞を受賞しました。今年は、若手による公募作品の出展が昨年より増え、新しい才能の発掘につながっています。

接合象嵌花生『巡礼』

坂井貂聖氏作品展 〜夏の誘惑〜
●2003年6月12日〜30日
●工藝あーとふく

 金沢市糸田2丁目の“工藝あーとふく”にて、「夏の誘惑」と題した坂井貂聖氏の作品展が開催されました。会場の工藝あーとふくは、輪島市出身の木工作家福嶋則夫さんによる、木の温もりたっぷりのギャラリー 。店内には睡蓮の葉を透かし彫りの技法で描いた菓子器や、じゅんさいの葉をイメージした小箱など、夏をテーマにした涼しげな作品が展示され、どの作品にも、テーマにこだわった坂井さんらしさが表現されていました。
細工模様が美しい
『銀製三角瓶ほか
ウイスキーセット』
小箱『じゅんさい沼』 プラチナチョーカー
『キャッツアイ象嵌』
細やかな模様が夏らしさを感じさせている
『南鐐睡蓮文菓子器』

第59回金沢市工芸展「宗桂会賞」に坂井貂聖氏
●2003年2月27日〜3月4日
●めいてつエムザ8階催事場

 金工、陶芸、染織、漆芸、ガラスなど幅広いジャンルから、金沢市工芸協会員と一般公募作品216点が展示され、うち20点の入賞作品が決まりました。金工では知事賞に山田実穂子さんの「トリ」が、また宗桂会賞には、坂井貂聖氏の「接合象嵌花生『天音』」が選ばれ、会場を訪れた人々の目を引きました。




宗桂会賞を受賞した
坂井貂聖氏の作品
「接合象嵌花生『天音』」

新しい息吹展「伝統」と「今」のコラボレーション
●2003年2月21日〜3月10日
●金沢クラフト広坂2F

 作家・職人・デザイナーの自由な発想とコラボレーションによって創りだされた、加賀象嵌、加賀繍、加賀提灯の斬新な作品による、金沢クラフト広坂オリジナル展が開催されました。加賀象嵌では、中川 衛氏作の作品として、人間国宝魚住為楽氏とのコラボレーションよる卓鈴や、大胆かつ繊細な細工が施された現代風髪飾りがオリジナル作品として展示されました。加賀提灯がお洒落な照明器具となって柔らかな光を発していたり、また加賀繍のジャケットやショールが、若い人たちにも人気なデザインだったりと、これまでとは違った伝統工芸品の表情を見せていました。
中川 衛作現代風髪飾り
「flower」

第28回加賀金工作家協会展
●2002年12月18日〜24日
●香林坊大和6階アートサロン

 象嵌、砂張、彫金、鍛金、鋳金、七宝など多彩な分野で活躍する会員らによる、加賀金工作家協会展が開催され、同協会長である人間国宝の三代魚住為楽氏の銅鑼、宮崎寒雉氏による茶の湯釜、金沢美術工芸大学中川 衛教授をはじめ、村上浩堂氏、宮薗士朗氏、坂井貂聖氏ら象嵌作家の力作や、ペンダントやブローチなどの親しみやすい小品も含め約100点が展示されました。

「加賀象嵌」展
●2002年11月23日〜12月5日
●金沢ステーションギャラリー

 昨年冬、金沢百番街トレンド館の金沢ステーションギャラリーで、加賀象嵌展が開かれました。会場には、山川孝次三代にわたる数々の作品をはじめとする財団法人宗桂会所蔵の作品のほか、現代作家の作品が展示され、美しく重厚な加賀象嵌の世界を披露。ステーションギャラリーということもあり、年齢層を越えた幅広い世代の人々に加賀象嵌を知ってもらえるよい機会になりました。

第49回日本伝統工芸展金沢展
●2002年11月1日〜11月10日
●石川県立美術館

 砂張銅鑼で知られる魚住為楽、大場松魚、川北良造、徳田八十吉、前史雄、吉田美統の人間国宝6氏をはじめ、金工、陶芸、染織、木竹、人形、その他工芸7部門、356点にもおよぶ作品が展示されました。美術愛好家や家族連れなど、大勢の人々が会場を訪れ、卓越した匠の技のすばらしさ、作品の美しさなどに見入っていました。

日本伝統工芸展・奨励賞に宮薗士朗氏

昨年8月30日、第49回日本伝統工芸展の鑑・審査結果が発表され、県内からは漆芸の小森邦衛氏の作品が日本工芸会保持者賞を受賞しました。金工からは村上浩堂、魚住法光、魚住安信、櫻井雅之、前田宏智氏らが再入選を果たしたほか、宮薗氏の「朧銀象嵌壺『六月の雨』」が奨励賞に輝きました。


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