現 代

きんぎんぞうがんおしどりこうろ
金銀象嵌鴛鴦香炉
米沢弘安 (1889〜1972) 石川県立美術館蔵

作者は代々の家業を継ぐ象嵌職としては最後の人で、県指定無形文化財保持者。意匠感覚に斬新さがある。
  かがぞうがんくじゃくこうろ
加賀象嵌孔雀香炉
高橋介州 (1905〜2004) 石川県立美術館蔵

作者は昭和初期以来作品を発表し続けてきた加賀象嵌作家。伝統技法とモダンな形態との融和が見事である。
     
 
ぞうがんおぼろぎんかき
象嵌朧銀花器 「八雲立つ」
中川 衛 (1947〜)

朧銀は銀と銅の合金。その特有な肌あいを生かした鋭い形態と、詩情豊かな象嵌意匠がよく調和している。
  かわらもんぞうがんかき
瓦文象嵌花器 「連甍」
村上浩堂 (1961〜)

金沢特有のつややかな黒瓦が連なる街の風情を彷彿とさせる作品。甍は銀と銅、赤銅、縦の線象嵌は金。
     
   
うちこみぞうがんかき
打込象嵌花器 「天人」
坂井 貂聖 (1944〜)

紋金(もんかね)をロウづけし、焼きなましながら胎に打ち込んである。打込象嵌は大柄な文様表現が可能で、堅牢な技法である。